これは…計算違いだ。
せっかく久しぶりにお兄ちゃんから解放されるって思ってたのに。
確かに、二組のカップル+私一人だったら相手がいないとつらいかなぁ。とは思ったけど
香奈恵ちゃんの愛しのセンパイは仕事が忙しくて二日目の夜からここに来るって聞いて、
なら香奈恵ちゃんと遊べるなって楽しみにしてたのに。
「お兄ちゃん」
「何?」
「どうして私、こんな岩場に連れてこられなきゃいけないの?」
「だって、ここならふたりきりになれるでしょう?」
「…そうだけどさ」
岩場の影から砂浜を覗く。
あーあ。香奈恵ちゃん浜辺のパラソルの下でひとりでつまんなそうにしてる。
香奈恵ちゃんと泳ぎまくろうって思ってたんだけどなぁ。なんか悪いなぁ。
「ねえ、エッチなら夜でもできるからさ、香奈恵ちゃんも一緒に誘って泳ごうよ」
「い・や」
「嫌って」
「せっかく二人きりでいられるんだよ?昼だって一緒にいたいじゃない」
「二日もあるんだよ?一日ぐらい友達と一緒に遊んだっていいじゃん」
「二日しかないんだよ?こんな綺麗な海で千景といちゃいちゃ出来るの」
普段からいちゃいちゃかどうかは知らないけどエッチ放題している人が言う台詞か?
「それに、水着でエッチっていうのも良いでしょう?」
お兄ちゃん岩場にいるのを良い事にして水着の肩ひもを肩から外す。
「は?ちょ…ちょっと!」
「そう言えば千景の水着ってさ、競泳用なんだね。もっと可愛いの持ってくるかと思ってたんだけど」
そのまま下にずり下げようとするのをすんでのところで阻止。
「似合わないし、そう言う飾りの付いたのって好きじゃないんだよね。泳ぎにくそうだから」
「うーん。ビギニかと思ってたんだよね。だから水の中で脱がせていたずらしちゃおうかなぁって思ってたんだけどなぁ」
何を考えているんだ。冗談じゃない。
「…着るとむなしくなるから着ないの!」
「どうして?」
「…だって。私、萌ちゃんみたいに胸…ないし」
試着したらものの見事にブラが上に上がっちゃって惨めだった。
パッド入れても無駄な気がしたし。
「僕は千景のこの感度のいい胸が好きだから別に大きくならなくてもなってもどっちでもいいんだけどな」
「あっ…や…」
お兄ちゃんは水着の上から胸をもんだ。
「ほら、ちょっと触っただけで乳首勃起始めてるし」
「や、やだ…止めてよ…。人に見られちゃうよ」
「岩場の影だから何やってるかまでわからないよ。まあ、僕は見られても気にしないけど」
「私が気にするの!」
「それに杉浦くん達は別の場所に移動したみたいだね。見えなくなったよ。尾崎さんも保養所に戻ったみたいだし」
ううう。お兄ちゃんに捕まってなきゃ今頃二人で楽しく遊んでいるはずなのにぃ。
香奈恵ちゃんごめん!
「…と言う事で二人きりになったし他人の目を気にせずいちゃいちゃ出来るよね?」
それしか頭にないのか!?
「千景♪脱いで♪」
「やだ」
「うんもう。照れ屋さんなんだから。僕にぐらい見せてくれたっていいじゃない?」
「こんな炎天下の海岸で素っ裸になる趣味はないもん」
「…うーん。そうかぁ。あ、でも脱がなくてもエッチできるもんね。今日の千景は着たままエッチがしたいんだ」
どうしてそうなるんだ!?