何となく前置きが長ったらしいので今まで書いたのを消して書き直しです。というかエロが書きたかったんで(汗)
「じゃ、日奈ちゃん。これからよろしくー」
「はーい。頑張りますー」
月灯邸。
時代がかった洋風の家の中を改造して
アパートというか下宿というかルームシェアというか。
そんな感じで6人が共同生活をしている建物。
急なアパートの立ち退きで住むところの無くなったフリーターだった私は
そこで住み込みのお手伝いとして働くことになった。
で、今はその歓迎会が始まったところ。
チャン
グラスを鳴らしてグラスの中身をくいっ。
しゅわぁと口の中ではじけてのどの奥にさわやかな甘みが広がっていく。
「わぁ♪美味しい〜」
「でしょ、でしょ。それ僕のお薦め。気に入ったのならもっと飲んで」
お酒をすすめるのは元のバイト先で常連だった月灯 航さん。細身で人付きのする男性でここの大家さん。
住む家がないってバイト先で嘆いていたところに声をかけてくれたのが航さんだ。
「はぁい♪」
とぷとぷ……。
「すげー飲みっぷり」
横であきれかえってるのは金谷さん。この人もバイト先の常連さん。
「だってぇ。飲みやすいんですから楽々いけちゃいますよ」
「なら俺のも飲めよ」
「え?」
後ろからボトルの瓶を出したのは火鷹さん。やっぱりバイト先の常連さん。少し命令口調なのが気になるけどでも顔が良くてスタイルもいいからスーツなんかがびしっと決まってるからくらくらっとする女性は多いんじゃないだろうか。
とぷとぷとぷ……。
「の、飲みきれるかなぁ」
「大丈夫だ。航のが飲めるのならこれなんか水だぞ」
「ええ〜。本当ですか?」
ごくごくごくごく。
「わぁ。本当だ。ジュースみたいですね」
「良い飲みっぷりだな」
と火鷹さんの隣で苦笑しているのは土屋さん。
がっしりした体格でスポーツマンって感じ。
「日奈ちゃん。だったらこれも飲んでみてよ」
「あ、これなんかどうですか?」
水口さんと木藤さんが声をかける。
バイト先の店長と常連さん。
水みたいって言ってもやっぱりたくさん飲んだからかな。
なんか身体が熱い。それにふわふわして。
「……えっと……あれ?」
頭がくらくらする。
「ああ、そうだ言い忘れてたけど……」
航さんが不意に話しかけてきた。
「でね、みんなで話したんだけど……」
なんか言ってるのはわかるんだけど頭が……働かない。
「……と思うんだけどどうかな?」
私にはいい条件だって……そっか。
「ふぁい。ならそれで……」
私が返事をするとみんなにっこりして。
「よかった。じゃ、……」
契約書?
ああ、そうか仕事だもんね。
私の名前……名前。
拇印でいいですか?
目の前の朱肉に親指を押して。
首がかくんっ……。
「ふぁぁもうだめです……」
こてん……。
ソファに倒れ込んでそのまま眠りについてしまった。